プロフィール
yachi
  • 作者:yachi
  • さいたま市在住・ダンナと二人暮らしの専業主婦。
    ダンナは慢性腎不全!毎日腎臓病食ですがほどほどにがんばってます。テレビが一日中ついている超テレビっ子(^^)趣味は読書・音楽・映画といたってフツー。
    LOVE=秦基博・山崎まさよし・aiko ライブ大好き!
    「水曜どうでしょう」大好き!
  • RSS
  • 管理者ページ
« | 2018/06 | »
S M T W T F S
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
DTIブログ!

Search

「悪人」吉田修一



去年まとめ買いした中のひとつで、やっと読みました。
読み終わったのもずいぶん前なんだけどね・・・

なんというか・・・
ず〜んときましたねぇ・・・
ワタシには痛すぎたなぁ。

本当は抜け出したいと思ってる平凡で何の変化もない毎日と田舎町。
でもどこにも行けない二人。
なんかその閉塞感みたいなものがありありとしていて
息がつまるようでした。
宝物の車に乗ってどこにでも行けるような気がしているだけで
本当は行きたいところもなかったんじゃないかなぁ。
二人がほしかったのは愛するだれかで
新しい場所、ではなかったんだよね。
普段はおとなしい祐一だけど、内に持つものはものすごく熱くて
でもすごく不器用で大切な相手にどうその熱をぶつけていいのかわからない。
若さゆえだろうけど、それが体の関係に直結してるんだなぁ。
日々のたまった鬱憤と本気で誰かを愛したい愛されたいという欲望を
吐き出すみたいに体を求める。

祐一と光代は「さみしさ」の波長が合ってしまったんだろうなぁ。
もう、消耗戦だものね。
破滅的で刹那的。


本当の悪人は誰?


祐一が光代の首を絞めた「愛」と
光代が最後に言った「あの人は悪人やったんですよね?」の言葉が
せつなすぎました。
泣きました。



余談ですが
祐一はワタシのタイプでした。ははは。
屈折していて、でもものすごい愛情を自分に向けてくれる。
(なにより イケメン である! )
現実的ではないんだけど・・・光代との逃避行はちょっとうらやましかったりしました。


映画、観ます!

「警察庁から来た男」佐々木譲




人気の「道警シリーズ」です。
「笑う警官」
を読んでおもしろかったので、買ってみました。

「笑う警官」同様、道警の不祥事を身内が暴くお話。
個人的な不祥事ではなくて
一部の道警の警察官が深く長く暴力団と癒着しているというもの。

この小説の不祥事の真実味ってどのくらいなんだろう?
例えば人身売買なんて、その世界ではよくある話なんだろうか?
組織的(一部だけど)に暴力団と癒着していて
便宜を図るなんて事もよくあるんだろうか?
読んでいるとどれも本当にごく当たり前にあることのような気がして
警察って信用できないのかな?なんて思ってしまう・・・
・・・・・

前作もそうだったけど、ぎゅっと話が詰まっていて
もう、どんどん読めちゃう。
もうこの辺でやめようと思っても読んじゃうんだなぁ。
物語自体ハードボイルドな雰囲気で「佐伯」や監察官の「藤川」は
とても格好良いんだけど
佐伯が懐具合を気にしたり、どうやら佐伯に好意を寄せている
「小島百合」に不器用にしか接しられないところ、
「現場」に慣れていない藤川が銃を持った暴力団の男と対峙したときに
怖くて足がすくんでしまうところなんかを書くところがね、
またその人を魅力的に見せるかんじがするよねー。

おもしろかった・・・
のだけど、どうも最後「監察官、グッジョブ!」で終わるのだけはどうも・・・
ええっっ?!それで終わり??となってしまった。
うう〜ん・・・・

まあそれと、私は「笑う警官」のほうがおもしろかったかなー。
道警シリーズってまだあるんだよね。
どうしようかな。

★★★


「ゲームの名は誘拐」東野圭吾




映画化されたよね・・・2003年だって。
もう7年もたつのね〜。
当時、映画のポスターが美男美女ですごくかっこよくって
印象的でしたね〜。



いやぁ、かっこいい。ふじっきーかっこいい
その頃から本を読みたいと思っていたんだけど
やっと読むことになりました。
映画は観てないですよ。


あらすじに「ノンストップ・ミステリー」と書いてあるとおり、
物語が狂言誘拐の段階に入ってからは本当にノンストップ。
読むのを止められませんでした。
嫌味なほど自信満々の主人公の佐久間の目線のみで話は進むので
どうやら佐久間がだまされてるんだ、とわかっても
最後にならないと真相が明らかにならないからね。
それが気になってしょうがない、というかんじでした。
最初は「樹理」は「樹理」だと思っていたので
言葉の端々や態度なんかがイメージと違って
「あれおかしいな?」と「そうかウソついてるんだな」と思ったけど
「千春」だったとは思わなかったなぁ。
父親と通じてるんだろうとは思ったけどねー。

オチがねぇ・・・
もっとすっきりさせて欲しかったかなぁ。
佐久間が殺されるとか?安直?

それと話の中盤も、自分は完璧だと思っていても
けっこうボロを出していて、周りに気づかれているのかな?
と読みながら思っていたんだけど、そういうこともなかったし・・・

そのスピード感はすごかったんだけど
それで最後まで連れて行かれて「あれ?」ってなっちゃいました


映画では露骨に恋愛感情を持つんでしょう?
それは映画で、あの二人のビジュアルがあって、きれいになる気がするなぁ。
だから小説はこれで良かったのかな?



★★★

「Gift」飯田譲治 / 梓河人




このドラマがね〜大好きだったんですよねぇ〜。
深く考えずにこの本を買ったのだけど、ノベライズでした・・・

だから、当たり前と言えば当たり前なんだけど
主人公の「由紀夫」はキムタクそのまま・・・
っていうか、その登場人物がそれぞれの役者さん、そのままで
いろんなことを忘れたまま読み始めたけど
「あ、この役って忌野清志郎だった!」とか
「そうだ、篠原涼子だったなぁ」とか、見事に思い出しました 

まあ、ノベライズとはいえど、話はドラマのまんまってわけではなく
10個の届け物とその物語が書いてあるわけではなかった。

少しずつ由紀夫が記憶を取り戻していくのと一緒に
こちらもいろいろ思い出して行って
あれ、この先どうなるんだっけ??ととにかく先が気になった。
テンポがすごくよくって、先へ先へ、どんどん読んでしまいました。


そしてすっかり忘れていたんだけど。
なんでこのドラマって再放送されないんだろう??と。
バタフライナイフが、問題だったんだね。
ウィキペディアで調べちゃったよ。

・・・で。
物語と同じくらい、筆者の「あとがき」を真剣に読んだ。
やっぱり、作品があんな形で悪者扱いされて、封印されてしまうのは
すっごく悔しいことなんだねぇ。

でもこの話ってそんなに悪い話だろうか?
ただの不良少年の単純な話だろうか?
・・・でも、受け取る側にはいろんな人がいるから
こうなってしまった以上仕方ないんだろうね・・・
実際被害者がいたわけだし・・・

それでも、1997年のドラマ放送時から10年たって
リニューアルされてまた小説が発売されるってことは
受け取る側にも、発する側にも
支持する人が多いってこと、だよねぇ?


あ〜!すごいもったいない!
もう見られないんだろうか?
あんなにあんなに面白かったのに・・・
とにかく「眠れる森」と「ギフト」は大好きだったんだよなぁ。

と、思いいれも強くかなりの贔屓目ではありますが
小説としても、面白いと思いますよ。



★★★★



「さまよう刃」東野圭吾





やりきれない・・・


ずっと奥歯に力が入ったまま読んでいたような。
最初から重たいテーマだということはわかっていたけれど
それにしてもそれにしても
なんて、気持ちのやり場のない話。

なにが正しいのか、なんて答えがないよねぇ。
もちろん法律的にはあるんだけど。

残念なことに世の中には本当にあの犯人たちのような人っているでしょう?
違う常識の中で生きてる、話の通じない人たち。
決して小説の中のお話じゃなくって、いくらでも起こりそうなことでさぁ。
・・・そう考えてしまって、彼らの犯行のシーンも長峰の犯行のシーンも
読んでいて少し気分が悪くなるくらいでした。

少女に覚醒剤を打ってレイプする・・・どうしようもなく残酷だ・・・

和佳子に読者の気持ちをあらわさせたのかな?
それとも中立な立場の人間を作ったのか?

ワタシは、どっぷり長峰派だ。多数派だと思うけど。
犯人が未成年だって関係ないよ。
犯罪そのものに大人も子供もないでしょう?
きちんと裁かれないのなら、やっぱり復讐したいと思うんじゃないかな。
いや、それ相応に裁かれたとしたって、納得いくことなんて、ないはずだ。

終盤、残りのページが少なくなるにつれて、気が急いた。
はやくはやく、復讐を果たして欲しい・・・
・・・もう、最後は衝撃的だった。
どうしてどうして、死ななければならなかったのか・・・
死ぬにしても、復讐を果たしてからではダメだったのか・・・
・・・・・・
後で冷静に考えれば、小説としては一番良い終わりかもなー、と思ったんだけど。

実はもう、読み終わってからしばらくたつのですが
なんて書いたらいいかわからなかったんですよ。
・・・結局今でもわかってないのです。
うーん・・・すっごく頭の中はグルグルしてるのに
やっぱりうまく書けません・・・

最初はこれは女性には痛々しくてたまらないだろうと思ったんだけど
男の人も、そうだよね。
特に娘がいたりしたら、やっぱりやりきれないだろうねぇ。



★★★★★




「重力ピエロ」伊坂幸太郎




ネットなどでどこを見ても大体が絶賛されている、この本。
作者本人も「一番思い入れが深い」と言うようなことを言っていたような。

家族の話、なんだよね。ミステリーと言うより。
そもそも、その家族の成り立ちがショッキング。
弟の「春」が母親がレイプされて出来た子供、なんだもんなぁ。
・・・産むかなぁ・・・?
敬虔なクリスチャンとか?
そうでもなかったら、産むだろうか?
間違いなくその子はそれで一生、苦しむことになるでしょう?

なんというか、ソコが小骨のようにずっと引っかかっていたのか?
その辺は自分でもわからないんだけど
入り込めないまま、なじめないまま、話が終わってしまったんだよねぇ。

伊坂作品は2冊目で「アヒルと鴨のコインロッカー」を読んでいるんだけど
これはすっごくおもしろかった。
それはもう、度肝を抜かれた
その時も、あの、なんともおっしゃれ〜な感じの言い回しや
物語の進み方は少し気になったんだけど
話がとにかく面白かったので、全力で読みきったんだよね。

でも、今回は無理だったなぁ。
違和感が続いて、話のオチも早々に見えて・・・のれなかったなぁ・・・


ワタシには読む力が足りないみたいだ〜・・・



★★